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シマノのSPDクリート CL-MT001 が気に入っている

ども、 takipone です。

シマノのSPDクリートの新製品、CL-MT001 が自分のビンディングのスタイルに合っていて気に入っています。

シマノのSPDクリートが30年ぶりにアップデート 装着しやすさ、歩きやすさが向上|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト|cyclesports.jp
シマノが、約30年ぶりに大幅なアップデートを行った、新型の「CL-MT001」2ボルトSPDクリートを発表した。トレイルやエンデューロレースを楽しむライダーから、通勤、通学の一般ユーザー、そしてビンディングペダル初心者ま […]

マルチエントリーが良い

シマノのSPDクリートの現行製品は、シングルモードのSM-SH51とマルチモードのSM-SH56の2種類で、3つ目の製品として今回のCL-MT001が加わった形になります。ここで言うシングルモードとマルチモードは、クリートをビンディングから外すモードを指し、シングルは左右横方向のみ、マルチは斜めや縦方向に外せる機能です。自分はSM-SH56からビンディングに入門し、一時期SM-SH51を利用、現在はSM-SH56を常用しています。

CL-MT001は"マルチエントリー"対応ということで、ビンディングにクリートをはめるときにつま先方向からクリートの先端部をひっかけるだけでなく、かかと方向や真上からもはめることができます。自分が使用する自転車はロードバイクで、ペダルは同じくシマノの片面SPDペダル PD-ES600 との組み合わせです。PD-ES600はロード向けの軽量ペダルでかかと側のパネルがないため、かかとからはめるのは難しいです。一方で真上からガチャンとはめるのは直感的で、クリートがビンディングになかなかはまらないということがほとんどなくなりました。片面ペダルは反対の面で空振りする宿命がありますが、面があっていれば確実に装着できるようになったおかげでビンディング装着時のストレスがかなり軽減した印象です。ちなみに真上からはめるときはビンディングの「カチッ」という装着音があまり聞こえないときがあり、はまったかどうかが音では判別できないことがあります。

一方CL-MT001の取り外しは、SM-SH56のようなマルチモードではなくSM-SH51と同じシングルリリースです。マルチモードでは立ちゴケしそうになったときにガチャガチャ足を動かせばとりあえず外せたのに比べると、慣れが必要です。初めてのビンディングのクリート選びには引き続きSM-SH56がおすすめです。

マルチエントリー&マルチリリースのクリートがあればいいのになぁ。固定機構として難しいのですかね。

薄さは体感ではわからない

CL-MT001のもうひとつの特徴として、クリート本体の薄さがあります。写真を撮って比較してみると、確かに従来品のSM-SH51、SM-SH56と比べて0.5mmほど薄くなっているように見えます。

左がSM-SH56、右がCL-MT001

着脱にあたって薄さによる違和感は特に感じないので、自転車から降りて歩き回るときにクリートの接地が少なくなって摩耗が抑えられるかもしれないですね。従来品でも靴底から出っ張っていたわけではないので特段歩きにくかったことはなく、"CL-MT001だから歩きやすい"とか、"ひっかかりにくくなった"という体感としてのメリットは特に感じませんでした。

こんな方におすすめ

CL-MT001のおすすめポイントはビンディング装着のスムーズさということで、ビンディングのライトユーザーとしてロードバイクでのポタリングやロングライドを志向する皆さんにおすすめです。初めてのビンディング練習には、マルチモードのSM-SH56のほうが安心できると思います。