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HUAWEI WiFi AX3で速度が出ない時は5GHz優先設定をオフにする&ルーターの機能紹介

ども、takiponeです。

自宅のWi-Fiルーターとして3年ほどArcher C9を使っていたのですが、最近動作が不安定になってきたのでHUAWEI WiFi AX3に買い換えました。早速接続してスピードテストを試してみたところ20〜30Mbps程度に落ち着いてしまったので、「5GHz優先設定」をオフにしたら速度が改善しました。Amazon.co.jpのレビューで同様の声を見かけたので、設定変更で改善できることをお見知り置きいただければと思います。

ブログで伝えたかったことは以上なのですが、細かい設定などが意外とインターネット上に見かけない(日本語はスタートガイドしか見当たらない)製品なので、残りは設定周りをレビューしたいと思います。

この機種に限らず1万円弱の価格帯のWi-Fi6ルーターはWANが1Gbpsポートなので、10Gbpsの光回線の性能をフルに発揮することはできません。1Gbps近くのスループットを安定して出せるかや、接続台数やビームフォーミングなどの付帯スペックを期待して検討するところかなと思います。私の自宅は320Mbpsベストエフォートのケーブル回線なのでスループットにこだわりは無く、同価格帯のTP-Link製品を引き合いにCPUのコア数やWi-Fi 6のスペックで比較し、バランスの取れた(あと筐体がコンパクトな)本製品を選びました。

設定方法

ルーターを設定するには、Web管理画面の他に家庭用ルーターで流行っているスマホアプリが利用できます。本モデルが対応するのはAndroidアプリのHUAWEI AI Lifeで、本体底面のQRコードをアプリで読ませて管理する仕組みです。設定できる項目はアプリよりもWeb管理画面の方が多いので、今回はWeb管理画面の様子をご紹介します。

ホーム画面はシンプルに現在の接続状態を表示します。

インターネット接続設定

インターネットの接続設定も特別な項目は見当たりません。自宅はケーブルモデムにLANケーブルを接続する形態のなのでDHCPを選択していますが、ONUに接続する一般的なIPv4のフレッツ回線であればPPPoEなどを選択することになるでしょう。ちなみに、話題のIPoE周りのMAP-E/DS-Lite関連の設定は無さそうでした。

Wi-Fi設定

記事冒頭の5GHz優先設定というのがここにある5GHzを優先するという設定項目です。説明書きにあるとおり2.4GHzと5GHzで同一SSIDを名乗り、各帯域の電波強度によって接続帯域を自動選択する仕組みがはたらきます。デフォルトでは有効になっており、当初検証したときには2.4GHzが自動選択されたのが律速の原因だったようです。どちらの帯域の方が性能が出るかどうかは確かに実際に試してみないとわかりませんし、スピードテストの値がネットワーク性能を絶対的に示すものでもないので、自動選択もひとつの有効な手段かもしれません。自分は前機種で5GHz/2.4GHzの両方を既存のデバイスに設定していたので、そのSSIDを引き継ぐためにオフにしてそれぞれの帯域のSSIDを設定しました。

また、Wi-FiセキュリティはWPA3にも対応していますが、デフォルトでは無効なので設定変更が必要です。
新しめの機能にも関わらず、きちんと互換性の警告文が表示されるのは親切ですね。

デバイス管理

Wi-Fi接続するデバイス1個単位で接続可否/速度制限が設定できます。この一覧に乗るためには一度接続しなくてはならないため不正接続対策にはなりませんが、ペアレンタルコントロールと同様、管理機能としては強力で心強いですね。

その他の機能

一般的なルーターの設定はこちらのメニューから設定できます。一般向けルーターとしての機能は一通り網羅している印象で、特に見劣りする印象はありません。

VPNはPPTPに加えてL2TPが対応しています

UPnPはデフォルトで無効なので、オンラインゲームなど利用する方は有効にしておくと良いでしょう。

Wi-Fi周りはこちらにも設定項目があり、充実しています。ゲストWi-Fiはもちろん、ペアレンタルコントロールの副産物なのか、Wi-Fi自体をタイマーでオンオフする設定があります

DDNSはDynDNS.orgとNo-IP.comの2つに対応

ペアレンタルコントロールはサードパーティーのエージェントなどではなく、シンプルに時間帯と接続先Webサイトの個別フィルタリングを備えます。

まとめ

HUAWEI WiFi AX3の設定項目をレポートしました。Amazon.co.jpではダイナミックプライスでここ数日はこまめに価格が変動しているので、価格感は家電量販店のECサイトの方が参考になるかもしれません。