NuPhy Air60でMacBookのTouch IDと尊師スタイルを両立する
ども、takiponeです。深圳のメカニカルキーボードメーカーNuPhy studioが販売するNuPhy Air60を紹介します。
ポップテイストで細かいデザインや仕掛けが満載のメカニカルキーボードブランドNuPhyのロープロファイルラインがAirです。75%レイアウトのAir75と60%レイアウトのAir60に加え、最近テンキー付きのAir96が発売されました。
キーボードブリッジなしで尊師スタイルを実現するAirFeet
Airシリーズの特徴のひとつとして、ノートPCのキーボード上に被せる尊師スタイルを手軽に実現するAirFeetという機能があります。仕組みはシンプルで、キーに干渉しないようMacbookのキー間隔に合わせた足(これがAirFeet)がにゅっと隙間に入りこんで浮くようになっています。尊師スタイルに利用するキーボードブリッジと呼ばれる台がAirでは不要なわけです。
Air60はTouch ID(ついでにTouch Barも)が使える
自分は仕事用MacがTouch Bar/Touch ID付きのM1 Macbook Proなので、尊師スタイルで重ねたときにTouch IDの上空を開ける目的でAir60を選びました。Air 75にはファンクション/メディアキーがあって便利なのですが、Touch IDで認証するためにキーボードをずらすのが億劫でTouch IDを使わなくなる恐れがあったためです。
65%ではなく60%
Keychronのロープロファイルキーボードには同クラスの65%レイアウトのものがあり、75%と同様エンターキーの右にPage Down/UpキーやHome/Endキーがアサインされます。60%のAir60はエンターキーとバックスペースキーが一番右の列にレイアウトされるため、打ち間違いが少なく非常に使いやすいです。一方でDelキーは十字カーソルの右上という特殊な配置なので、Delキーのヘビーユーザーは注意が必要かもしれません。Air60の割り切ったキーレイアウトは好感が持てます。
外郭アルミフレームの安心感
KeychronのKシリーズのうちロープロファイルの奇数のものと比較すると、Keychronは外郭いっぱいまでキーキャップが張り出しているのに対してAir60はアルミフレームに囲まれキーが少し内側、液晶ディスプレイのベゼルレス(実際にはちょっとだけベゼルがある)くらいに配置されます。Keychronのキーキャップは持ち歩き時にどこかにひっかけてキーキャップが外れてしまうのに対して、Airの方が安心感があって好きです。
スタンドとしてのキャリングケースは耐久性に難あり
オプションのキャリングケース(NuFolio V2)には、スマホ/タブレットスタンドになる気の利いた付加機能があります。ただ、3ヶ月ほど使うとケースがたわんで来て、キーボードをケースに置いて使おうとすると中央部が少し浮いてしまい安定しません。ここはコンセプト先行で少し作りが甘いかなという印象です。
まとめ
Macbookで尊師スタイルとTouch IDを両立できる60%レイアウトキーボード、NuPhy Air60を紹介しました。
ちなみにAir60はAir75と比べ流通量が少ないようでAmazonなどのECサイトでは2023年2月現在で取り扱いがなく、技適付きのものは国内代理店のECサイトから取り寄せ扱いです。私はNuPhy公式サイトから直接購入したのですが技適なしのため、USB-C接続で使用しています。また、Air96には新色のIonic Whiteが追加されていたりキースイッチが増えたりとAirシリーズ周辺で最近動きが出てきたので、Air60にも何か新要素が出てくるのではと期待しています(ちなみにNuphy公式サイトでは、現在Air60が在庫切れです)。
おまけ: キースイッチの交換
購入時にはキースイッチに茶軸を選択したのですが、静音性を求めて赤軸に交換しました。購入当時NuPhy公式サイトでは赤軸が品切れだったので代わりにKeychronのGateron Lowprofile Redを購入しましたが、特に支障無く使えています。Air60では、キースイッチが何か物理的に留められるわけではなくフレームにはまっているだけなので、キーキャップを取り外す時にキースイッチまで一緒に外れてしまうことがありました。キーボード自体の常用に支障はないので、このまま我慢して使おうと思います。