Anker Soundcore Sleep A20はA10からの改善がすごい
ども、takiponeです。
AnkerのヘッドホンブランドSoundcoreでひときわ異彩を放つのが、入眠支援イヤホンのSoundcore Sleepシリーズです。環境音や好みの音楽を流すノイズキャンセリングならぬノイズマスキングというアプローチで入眠をサポートしてくれる"寝ホン"というジャンルの製品です。2022年に最初のモデルA10が発売され、筆者はこれまでA10を愛用してきました。最近新モデルA20が発売されたので早速購入し、本記事ではA10との差異をレビューしていきます。寝ホン自体の機能や様子は過去に書いたA10のレビュー記事をどうぞ。
平たい形状で横向きできるように
A10はイヤホンユニットの極小軽量形状がウリでしたが、多少厚みがあり横向きになると枕と耳の間でイヤホンの存在感がありました。A20は厚みが減りその分ユニット幅の大きい平べったい形状になりました。横向きになったときの存在感がゼロとは言いませんが、かなり軽減された印象です。
一方でA10は耳に触れる箇所がイヤーピースのみだったのに対して、A20は↓の写真の「Adaptive Curved Shape」のようにイヤーピースに加えて耳たぶでもイヤホンを支える構造になりました。私は耳たぶが少し押される感覚をおぼえ、慣れるまで多少気になりました。
ソフトウェアはかゆいところが改善
A20では、環境音やその他動作の設定をA10と同じSoundcoreスマートフォンアプリで行います。A10ではできなかった様々な機能強化がなされ、実用性が大きく向上しています。
- ミュージックモードは名称がBluetoothモードに変更
環境音をループ再生するスリープモードと、Youtube Musicなど好みの音源を流すミュージックモードを切り替えて使います。A20ではミュージックモードがBluetoothモードに名称変更されました。音声ガイダンスが変わり最初は戸惑いましたが、より現実に即した名称になりました - 起動時のモード選択
A10では常にミュージックモードで起動するため、スリープモードにするためのモード変更を毎回行う必要がありました(私は左耳をダブルタップしていました)。A20では「デフォルト設定」が追加され、スリープモードを選択しておけば起動時から操作なしで環境音を再生できます - 環境音の作り込みが自在に
環境音の種類とカスタマイズ性が格段に上がって、好みの音を作り込む幅が大きく広がりました。A10でお気に入りだったプリセットの「風」がプリセット一覧に無いのに戸惑いましたが、カスタムで音源の一覧から「風」を選択して再現できました。また、Soundcoreアプリの動作が不安定なのか、「サウンド」メニューに新しいサウンドを追加するタブがときおり表示されないことがあり、「どこから追加するんだっけ?」と困ることがありました。今後アプリのアップデートで安定することを願います
ケースの収納がより蒸れずらい構造に
↓の写真は左がA20、右がA10です。
向かって右のA10のイヤーピース収納部は球形の窪みになっていてケース内でイヤーピースが浮く構造になっています。あまり空間がないので湿気が籠もるかも、という心配がありました。向かって左のA20のケースではイヤーピース周辺に大きな空間が設けられておりA10と同様イヤーピースが浮く構造になっているので、収納時に蒸れずらい、より安心できる構造になりました。
まとめ
Soudcore Sleep A20について、A10から進化した部分をご紹介しました。筆者にとってSoundcore SleepシリーズはQoLを上げてくれる生活のパートナーになっています。本シリーズが息長く使えることをひたすら祈るばかりです。