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DigitalOcean入門1 概要と課金

ども、takiponeです。

普段仕事ではAWSを使っていますが、AWSは個人で使うにはそれなりに覚悟のいる価格設定ですよね。。。個人でも気軽に使えるIaaSはないものかと探していたら、Packerがサポートする
DigitalOceanが目に留まりました。
月額約500円からKVMベースの仮想マシンが使えるとのことで、個人で扱うのにちょうどいい価格帯なので触ってみたいと思います。

DigitalOceanのサービサーとしての概要は、以下の記事が詳しいです。

概要

AWSと比較しながら、DigitalOceanのサービス概要を紹介していきます。

リージョン

AWSでは、世界各地のデータセンターのある地域をリージョン、可用性のためのデータセンターをアベイラビリティゾーンと呼びます。DigitalOceanでは、地域は特に区別せずデータセンターをリージョンと呼びます。

2014年1月現在では、以下のリージョンを展開しています。

  • New York 1 (NYC1)
  • New York 2 (NYC2)
  • Amsterdam 1 (AMS1)
  • Amsterdam 2 (AMS2)
  • San Francisco 1 (SFO1)

リージョン名の後ろは、リージョンの略称です。DigitalOcean Statusなどのページで使用されるので、一緒に憶えておきましょう。

TechCrunchの記事には、香港やシンガポールでの展開について言及されているので、今後の展開に期待ですね。
比較的日本から近いSan Francisco 1リージョンをバリバリ使っていきたいところですが、最小サイズのDroplet(DigitalOceanの仮想マシン)はキャパシティーが足りず作成できない状態が続いているようです。ネットワークの応答速度が気になる方は最小以外のサイズをSan Francisco 1リージョンで、いろいろためしたい方はNew York 1/2リージョンを使うのが無難でしょう。

Dropletサイズ

Dropletに搭載されるハードウェアスペックは、AWS EC2と同様に個別選択できる訳ではなくあらかじめ設定されたいくつかのサイズから選択します。詳細はPricingのページを参照してください。特徴として以下があります。

  • AWS EC2と同様、一度DropletをPowerOffすればサイズが変更できる。
  • AWS EC2と異なり、ネットワークの転送料金があらかじめ決まっていて、セット料金に含まれる。ただし、超過分は従量制

課金について

AWS EC2とは性質の異なる点がいくつかあるので、注意しましょう。

2種類の価格テーブル

Dropletの課金は、サイズに応じて1時間単位と月単位の2種類の価格があります。例えば、最小サイズ(512MB/20GB SSD)だと1時間0.007ドル、月額では5ドルです。
これは利用者側で選択するものではなく、月末の締めのタイミングでDropletごとに時間単位と月単位のうち、安い方のテーブルが自動的に選択され、金額が確定するようになっています。

PowerOn/Offは、課金とは関係なし

AWS EC2はインスタンスの実行やディスクサイズ、ネットワーク帯域などが別々にカウント、課金され、実行にかかる課金ボリュームが大きいため、使わないときにはPowerOffにしておくというTipsがあります。
DigitalOcean Dropletは、全てセットの価格設定になっているため、DropletがPowerOffの状態でも課金対象になります。費用を節約するためには、バックアップとなるSnapshotないしDroplet Backupを取得し、Dropletを破棄します。

SLA

DropletのSLAは99.99%で、割った場合は時間単位の返金となるようです。

課金周りの詳細は、FAQおよび以下のスレッドが詳しいです。

まとめ

AWS EC2と比較しつつ、DigitalOceanの概要を紹介しました。次回は、サインアップからDropletを作成するところまでをStep by Stepで紹介したいと思います。