仕事が捗る、ながらイヤホンの決定版 ambie wireless earcuffs レビュー(Bluetoothの音質は貧弱)
ども、takiponeです。
2018年4月5日に発売されたambie wireless earcuffsを購入したので、レビューをご紹介します。
ambieとは
ambie社はWiLとソニービデオ&サウンドプロダクツが出資するハードウェアベンチャーで、同名の新コンセプトイヤホン、ambieを開発しています。昨年2月に有線モデルのambie sound earcuffsを発売してから1年、Bluetooth接続のワイヤレスモデルとして発売したのがambie wireless earcuffsです。
動作確認環境
自分のリスニング環境は以下の通りです。
- 音楽のヒアリング
- iPod touch (第6世代) A1574
- iTunesのCD取り込み音源、邦楽ロック
- 動画視聴、リモートミーティング
- iPad (第6世代) A1954
- Youtube、Googleハングアウト
ambie wireless earcuffs概説
有線モデルとの違いに触れつつ、紹介します。
まずは箱。
有線モデルに比べて1.5倍くらいのサイズの箱で届きました。概ね本体のサイズに比例していると思います。
箱の裏側に、本体にあるボタンの説明があります。だいたいこれで使い方が理解できるでしょう。開封して取り出してみると。。。
いわゆるネックバンドタイプで、首に掛ける本体からイヤホンがにゅーんと伸びる形状です。全体がマットな質感で肌触りが良いです。首掛け部分は一般的なU字型ではなく、ぐるんとねじれるようにクセがついていてそれを広げて首に挟むような感じになります。素材が柔らかくクセも強くはないので締め付けられる感覚はありませんが、「肩に乗せる」よりは「首に巻く」という感じになります(私の首が太いからかもしれませんがw)
ボタンは内側に2つずつあり、左側にボリューム+と-、右側に再生&停止、電源というレイアウトです。前述の首に巻く感じのせいで装着時にボタンを目視することはできませんが、それぞれ片方に突起がついていて区別できるので実用上問題は無さそうです。私は左右それぞれの「手前のボタン」、「奥のボタン」という感じで覚えました。
あと、首回り右側の先端付近にマイクがあります。
電源を入れると初期はペアリングモードになるので、ペアリングする機器側のBluetoothデバイス一覧に表示される「ambie AM-BT01」を選択すればペアリング完了です。
"イヤーカフ"と呼ばれる独特なイヤホン部の耳に挟む感じの取り付けは、最初戸惑いますが慣れればすぐにできるようになります。
耳が塞がれないため耳の中が痛くなることは無く、また外の音も聞こえるのでなにかやりながら音楽を聴いたりリモートミーティングに参加するのがクセになります。有線モデルについて書いた以下の記事を参考にしてください。
ワイヤレスになってケーブル取り回しの煩わしさがなくなり、迷わず取り付けができるようになりました。また、自分にとっては後述のマルチポイントモードがすごく便利で、仕事中にiPodで音楽を聴きつつ、リモートミーティングの時間になったらiPadのGoogleハングアウトに切り替えるのが楽々で、グッと身軽になった印象です。とりあえず平日日中はずっと首から下げていることになりそうです(^^
良いところ
イヤーピースが外れにくくなった
有線モデルで不満だった、すぐユルくなって外れて失くしてしまうイヤーピースが大きく改善されました。本体に接着されているとのことで、今のところ全く外れる様子はありません。公式ページのFAQには一応ゆっくり引っ張って外せるとありますが、またユルくなってしまうのが怖いので試せていませんw
使い勝手を優先したBluetooth機能
Bluetoothの対応バージョンは3.0なのですが、バージョン4.0のバックポートなのかペアリング機器にバッテリー残量が表示されます。電池残量は首回りにあるLEDの色でも見えますが装着中はそれを確認するのが難しいのですごく助かります。
また、最大2台のマルチポイントモードに対応しているのも嬉しいですね。iPhoneとiPadで取り合うことなくシームレスに使えてとても便利です。なお初期設定はシングルポイントモードなので、説明書にある手順にしたがってマルチポイントモードに切り替えて利用します。
気になったところ
Bluetoothの音質周りが貧弱
対応コーデックがSBCのみなのがとても残念です。有線モデルと聞き比べてみると、wirelessは圧縮されているのがわかる、粒度の荒い音に聞こえます。またiPodで音楽を聴く限りでは、プチプチと音切れが入ります。
満充電がわからない
説明書の充電の説明書きとして「約2時間半程度、充電してください。」とあるのですが、2時間半以上充電してもLEDが点灯したままで、充電がストップする様子は見られませんでした。充電時のLEDの色で何%かは多分わかるので、緑(50%以上)にしとけば充電を止めて良し。と判断することになりそうです(まだ使い切っていないので未検証)。
Micro USBコネクタが剥き出し
充電用のMicro USBコネクタが本体首回りの下側にあるのですが、キャップなどは無く端子が剥き出しなのが気になります。特に防水ではないので割り切ってのことだとは思いますが、ランニング時など汗をかくときの使用はちょっと不安ですね。
所感とまとめ
利用するスタイルにこだわって価格はぐっと押さえる、というのが製品の狙いなのかな?と思いました。Bluetoothの音質周りは価格を押さえるために割り切ったのだと推測します。高音質にするために数千円定価が上がると、イヤーカフ未経験の方が「えいやっ」と買うには手の届きにくい値段になってしまうのかなと。
本モデルによってイヤーカフが認知された暁には高音質なBluetoothモデルが発売されることを期待しつつ、自分は使い倒していこうと思います。